染め方の種類

白髪染めの仕組みには、大きく分けて2通りの方法があります。

1つは、毛髪の内部に色を浸透させて定着させるもの。
これはヘアカラータイプと呼ばれる白髪染めの染毛方法で、一般的にドラッグストアなどで販売されているものはほぼこちらのタイプになります。

もう1つは、髪の表面に色を吸着させることで外側のみをコーティングして発色させるもの。これはヘアマニキュアタイプと呼ばれるもので、ネット販売などでよく見かける白髪染めに多いタイプです。

仕組みは違っても結局白髪を染めるという意味では違いがないだろう、というのは大きな間違いです。
ここではこの2つの白髪染めの仕組みについて簡単に説明します。


ヘアカラータイプのメカニズム

白髪染めだけでなく、カラーリング全般に多いタイプで、1剤と2剤を混ぜ合わせて混合液を作り、これを塗布してゆく方法です。

1剤に含まれる酸化染料とアルカリ剤、2剤に含まれる過酸化水素を混ぜ合わせることで化学反応が起こり、酵素が発生します。

この酵素には、毛髪のメラニン色素を脱色する作用と、1剤に含まれる酸化染料に働きかけて発色させ、染毛する作用があります。

この中のもう1つの工程として、1剤に含まれるアルカリ剤がキューティクルを開き、酸化染料の浸透を促す役割を果たします。

これらを順を追って説明すると
1.アルカリ剤がキューティクルを開き、染色の準備をする
2・開いた毛髪内部に酵素が入り込み、脱色・染色を促す
3.酸化染料が毛髪内部に色を定着させる
ということになります。

結果として白髪染めを使用した毛髪は半永久的に色が入ったままの状態になり、色の安定と持ちはこのタイプが最も優秀であると言われています。


ヘアマニキュアタイプのメカニズム

一方、このキューティクルを開く必要のない白髪染めをヘアマニキュアタイプと呼びます。

ヘアカラータイプとは異なり、染める工程で脱色をせず、毛髪の表面をコーティングするように色を入れるため、毛髪へのダメージが少なく、トリートメント効果によるツヤやハリも期待できます。

ただし、色の入り方はヘアカラータイプと比較すると弱く、あくまでも表面のみのコーティングなので、色の持ちは短くなります。

どちらのタイプを選ぶかは、白髪染めに求めるものや自分の髪質や肌質と相談の上、合ったものを使うと良いでしょう。